野村茎一作曲工房日記2

作曲家の野村茎一が日々の出来事を綴ります

3月28日(木)

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 昨日MOから読み込んだ楽譜ファイルの中に、10年くらい前の作曲途上の作品がいくつも見つかった。発想そのものは若い時のほうが光っているものが多い感じがするものの、今ならもっとうまく書ける。

 モーツァルトの番号付きの41の交響曲のうち、30番までは10代の作品。それも30番は18歳。シューベルトも8曲の交響曲のうち第5番までは10代の作品。

 モーツァルトの第29番は、とびきりの名曲。

 シューベルトの第5番も古典派風の作風から抜け出せていないもの、やはりとびきりの名曲だと思う。1916年。ショパンがまだ6歳の時のことだ。

 天才たちと比べるとがっかりするけれど、年齢を重ねるにつれてだんだん分かってくることもあるものだ。

 

 

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アマゾンに予約注文しておいた、みわちゃんの新著が到着。まだ途中だけれど、コンピュータの専門家でなくとも興味深く読める内容。ソフトウェアという言葉は概念であって、プログラムと同義語ではないというあたりで、すぐに引き込まれた。

 

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生後6ヵ月。若き日のジョーンズ。