野村茎一作曲工房日記2

作曲家の野村茎一が日々の出来事を綴ります

4月18日(木)インターメディアテク

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今日はポカポカ陽気

 

 モリアキ翁94歳の病室に、着替えや頼まれていた本を届けに行くと「来週退院できるそうだ」と聞かされた。

 無事に帰れることになって良かった。高齢者は入院が長引くと体力が落ちて寝たきりになる例もあるからだ。

 家に戻ったら、まずは短期目標の95歳を目指してリハビリ散歩に付き合うことになるだろう。ますます慎重に世話をしていかなければ。

 

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今日のモリアキ翁

 

 その後、仕事が休みの “風” と東京駅前のJPタワーにある「インターメディアテク」に出かけた。

 

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今日の東京駅

 

 インターメディアテクは東京大学の学術標本コレクションを展示する博物館で、開館は先月。古いものは100年以上前のものだったりするが、実際に研究に使われた資料ばかりというところが見どころ。

 生物標本、鉱物標本、実験器具、測定装置などがあるが、変わったところでは赤瀬川原平氏の「0円札」の真券(?)が展示されていた。赤瀬川氏は芸術作品として制作した1000円札がニセ札とされて起訴され、裁判の結果、執行猶予付きの有罪となったことがある。その後、0円札なら犯罪は成立しないため、それを制作。本では見たことがあったものの、実物は初めて。

 彼は尾辻克彦名義で小説も書いていて、1981年には芥川賞も受賞している。路上観察学会を立ちあげ、「トマソン」という概念と用語を広めたのも彼の功績。

 入場無料。これだけ充実した展示内容で無料は太っ腹に思えるが、こんなことができるのは日本郵便が儲かっているからに違いない、と勘ぐってしまう。

 

 「大きな栗の木の下で」の動画をアップロードしたのだが、途中まで再生すると最初に戻ってしまうので、まだサーバには収まりきっていないのかも知れない。リンクは下のタイトルをクリック。

 

大きな栗の木の下で

 

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今日の日没