286705
雨の一日。
雨でもPM2.5の観測値が高い。
今日は長めのレッスンの後で、買い物に行ったり、夕食を用意したりしていたのだけれど、心は届いたばかりのエルヴィン・シュルホフのCD。
2曲の弦楽四重奏曲のほかに「弦楽四重奏のための5つの小品」が収録されている。イスラエルのアヴィヴ弦楽四重奏団の魅力的な演奏と相まって、全曲が良い曲に聴こえた。
シュルホフの作品は、ナチスによって「退廃音楽」の烙印を押されたということだが、70年前の人々の耳には難解に聴こえたのだろうか。シュルホフの語法は、とても明快で、どの収録曲もカルテットの重要なレパートリーとなることだろう。
弦楽カルテットのために曲を書く時には、かなりの覚悟が必要となった。
バルトークに対しては最初から白旗を揚げて降参しているので問題ないが、覚悟が必要などと書くということは、シュルフホフと競い合う気持ちがあるのかも知れない(でも、もう負けている気がする)。