野村茎一作曲工房日記2

作曲家の野村茎一が日々の出来事を綴ります

7月6日(金)陶芸財団展とエルミタージュ美術館展

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 家事と買い物、モリアキ翁の昼食を済ませてから、今週2度めの国立新美術館へ。時間が限られていたのでJR埼京線・東京メトロ副都心線・同 千代田線を乗り継いで「乃木坂駅」へ。

 最初は3B展示室で開かれている日本陶芸財団展へ。まりさんの作品はインテリア部門に。我が家には彼女の食器がいろいろあったりします。

 

 画像では分かりにくいけれど、かなり大きなサイズ。

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下の画像なら暗いけれど、ネームプレートと比較すればサイズが多少分かるかも。

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 エルミタージュ美術館展は、ちょっと冷やかしのつもりで入ったのだけれど、ヨーロッパ美術史を概観できるだけの内容に、たちまち惹きこまれてしまった。

 今日は、もう遅いので詳しくは書けないけれど、エルミタージュの膨大なコレクションから、今回の作品群を選んだキュレーターの人たちの眼力と歴史への深い理解に敬意を表したい。

 会期は間もなく終わるけれど、まだ間に合うはず。ぜひどうぞ。

 そういえば、ジョセフ・ライト(ライト・オブ・ダービー)の「鍛冶屋の光景」は中学生の時以来、実作品に出会うのは2作目。40年以上前に観たのは「インディアンの寡婦」という作品だった。どうして、そんなことを覚えているのかというと、当時は美術展に行ったら1枚残らず記憶だけで模写できるくらい一生懸命に見なければいけないと思い込んでいたから。中学生の小遣いでは、楽譜1冊、美術展1回だって貴重なものだったということ。

 今日、この歳になって初めてマティスを素晴らしいと思った。

 

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