野村茎一作曲工房日記2

作曲家の野村茎一が日々の出来事を綴ります

7月20日(金)

270186

 

 実は、ウラノメトリアの楽譜に不備がいくつか見つかっており、PDF化するとエラーが出てしまうことが分かった。

 今日も1曲エラーを解決してホッとした。

 方法は、前回のエラーの時に気づいた方法と同じ。まず、まっさらなテンプレートを用意して1小節ずつコピーしてはPDF化し、問題点の有無を確認する。macはPDF化が簡単かつクイックリーなので、この作業は実にスピーディ。あっという間に問題の小節を発見できる。

 問題は、そこから。何がエラーなのかを確かめるために、今度は1音ずつステップ入力していく。犯人は拍子記号によるタイの分割コマンドだった。

 印刷会社への入稿はPDFファイルで行なわれるので、エラーが事前に修正されることは実にありがたい。

 

 水汲みに行く時に、放送大学の「子ども・若者の文化と教育」で出てきた「偶発的計画性理論」に感銘を受けた。これは、スタンフォード大学のジョン・D・クランボルツ教授が提案したキャリア論に関する考え方で、「運も実力のうち」という格言を理論的に論じたもの。

 昨日の「経済学入門」の「幸福の経済学」もかなりのインパクトだったけれど、同等か、それ以上。早速、クランボルツ教授の著書をアマゾンでポチッとしてしまった。経済学はキャッシュ・フローではなくて、人を記述している。詳細は、私がもっと勉強してからレッスンで。

 

 “たろ”が家にいる時間が長いので、もっとも話をする時間が長い。先日は、彼女が観たブラック・スワンが素晴らしかったので、同じくナタリー・ポートマンの出演している「レオン」はどうかと尋ねられた。

 私は12歳のナタリーの演技が訓練を積んだ大人の名優たちに劣らないものだと伝えた。その根拠は彼女がマドンナやマリリン・モンロー、チャップリンを真似るシーンは、監督の指導だけでは無理というもの。

 そうしたら、たろはDVDを買ってきた。というわけで、一仕事終えた私は、3回目のレオンを観てしまったのだった。そういえば、この数日、たろは毎日よく牛乳を飲むようになった。まさかレオンの影響では?

 

 

>今日の気持玉

・2β-23_きまじめな行進曲 <なるほど>1