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2007年の出版だけれど、遅まきながら内田樹(うちだ・たつる)著「下流志向」を読んだ。講演の文字起こしを基にした書籍。
テーマは「学びからの逃走・労働からの逃走」。
数日前にカミさんから渡された。
「勉強を嫌悪する日本の子ども」から始まる。
社会に入って行くときに、労働から入ったか、消費から入ったかが子どもを変えるという主張。そうなのかも知れない。
勉強も労働も、やりたいかやりたくないかで決める。
まだ最後まで読んでいないので何とも言えないが(質疑応答が面白そう)、問題提起として鋭いと感じた。
午後から、カミさんと作戦会議に参加。任天堂3DSの「どうぶつの森」をやりたくなった。
明日は重量級のレッスンがあるので、今日は多くの時間をその準備に費やした。作曲のレッスンは、ほとんど全てがそうだけれど、やり方など説明しても意味がないことが多い。ただし、やり方を説明されないとレッスンを受けた気がしない人もいると思うけれど、そういう人は自らの疑問に一生答えることができないかもしれない。
ピアノも同じ。ピアノが弾ける(楽譜どおりに鍵盤を押さえられる)ようになることそのものには意味があるのかどうか分からない。そんなことで一生音楽を有意に楽しむことができるとは思えない。
大切なことは、行為の主体として音楽に向き合うことだ(音楽だけではない)。
断言してもよいが、誰かに聞けば分かるようなことは、実は知りたいことなどではない。
今日の出発画像。
今日の夕暮れ。