野村茎一作曲工房日記2

作曲家の野村茎一が日々の出来事を綴ります

4月16日(火)

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 カミさんにバレンタインデーのお返しをしなかったので、今日は、そのおしおきとして銀座の宗家 源 吉兆庵まで行くハメに。4月中旬までしか販売されない「桜花しぐれ」という和菓子なので、もう期限ぎりぎり。

 

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駅に着くと、いきなり遅延情報。暗雲立ち込めるようなスタート。

 

 店はヤマハ銀座店のちょうど向かいにあるので一石二鳥という感じかも。

 

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レベリングが・・・・。

 

 往復の電車内で、定期便に書いた「ロマン派の交響曲」を読了。これで「ベートーヴェンの交響曲」と合わせて2冊を読み終えた。「ベートーヴェンの交響曲」では、著者の金 聖響さんも第1番と第2番を高く評価していたので、快哉を叫びたい気分だった。

 

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少し前に改装してカッコ良くなったヤマハ銀座店

 

 ヤマハでは、邦人作品(オーケストラスコア)の棚がますます縮小して、ひと目で見渡せる程度のサイズに。西村朗さんのスコアが一番多く置かれていた。彼の自筆スコアはとても美しい。

 いつか佐村河内作品のスコアが出版されるようなことがあれば、売上に貢献して棚が増えるかもしれない。そういえば、吉松隆さんのオケ作品のスコアもひとつもなかった。それは変ではないのか音楽出版社? 彼の交響曲のスコアなら5曲分全部揃えたいのだが。

 モリアキ翁は再び酸素吸入開始。しかし、本人は元気そうだった。早く家に帰りたいことだろう。

 この春に始まったEテレの「考えるカラス」という短い科学教育番組で、火のついたロウソクにビーカーをかぶせる実験をやっていた。

 もちろん、少し経つと火は消える。しかし、長いロウソクと短いロウソクの2本を立てたら、どちらが早く消えるだろうか。

 番組での選択肢は3つ。高いほうが先に消える。低いほうが先に消える。両方同時に消える。

 まず、仮説を組み立てて予想する。酸素よりも二酸化炭素のほうが重いので低いロウソクが先に消えるのではないか・・。いやちょっと待てよ。熱対流を起こすから空気はビーカーの中を循環するのではないか・・・。それでも低いロウソクが先に消えるのか・・・。

 などと考えているうちに実験が始まった。固唾を飲んで見守るうちに、高いロウソクが先に消えた。なんと対流するのではなく、熱い二酸化炭素は上部に溜まっていくのだった。

 小学生向けの番組なのに歯が立たなかった。もう一度小学校の理科からやり直しだ(本気だぜい!)。

 

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今日の夕陽

 

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夕方遅く、薄雲がひろがって朧月(おぼろづき)に