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今日夕刻、東京メトロ神谷町駅近く、東京タワーを見上げる場所にある光明寺で開かれた、ヴァイオリニストの佐藤美都子(みとこ)さんがプロデュースする「光明寺コンサート」に行った。
プログラム最初のモーツァルト「フルート四重奏曲 第1番 ニ長調 K.285」は「衝撃のモーツァルト」とでも言うべき、目の覚めるような演奏。
フルートの渡邊玲奈さんは、今後きっと有名なフルーティストになることだろう。今年の暮にオペラシティでリサイタルがあるとのことなので、今から楽しみ。
プログラム2番はボロディン「弦楽四重奏曲 第2番 ニ長調」から第1、第3楽章。
第1楽章が楽譜を照らす照明の不備からアンサンブルが少し乱れたものの、第3楽章では持ち直して美しい演奏に。
プログラム3番のハチャトゥリアン「ピアノ、ヴァイオリン、クラリネットのためのトリオ」は初めて聴く曲。今まで、なぜ、この曲を知らなかったのだろうと思うほどの名曲。プログラムノートによると、作曲者がプロコフィエフのクラスを受講していた頃の作品で、プロコフィエフは、この曲を絶賛し、楽譜を持ち帰ったという逸話もあるとのこと。冒頭はガーシュイン風だけれど、徐々にハチャトゥリアンらしくなっていくところがエキサイティング。
と、いうように全曲書いていくとキリがないのだが、全てについてコメンとしたくなるほど充実した内容のプログラムと演奏だった。
とりあえず出演者全員を記しておきたい。全員が一流の奏者。
ヴァイオリン:佐藤美都子、小森文子
ヴィオラ:川口幸子
チェロ:小澤 豊
クラリネット:伊藤仁美
バス:岸本 力
フルート:渡邊玲奈
ピアノ:佐藤玲子
明日が早いので、今日はここまで。
休憩時間に光明寺のテラスから見上げた東京タワー
モリアキ翁に一足早い父の日のプレゼント。電子日めくりカレンダー。これさえあれば、今日の日付に迷うことがない。筐体はプラスティック製ではなく竹製。