野村茎一作曲工房日記2

作曲家の野村茎一が日々の出来事を綴ります

7月22日(日)海洋天堂

270244

 

 午前中は、カミさんと埼玉芸術劇場の映像ホールへ。目的は中国映画「海洋天堂」。アクション俳優として知られるジェット・リーが闘わない映画。

 ジェット・リー扮する父親は自閉症の21才の息子と2人で暮らしている。しかし、自分自身が末期ガンに冒されていることを知り、息子の自立のために全身全霊を傾ける、という話。

 映画の最後に「平凡な、しかし偉大な全ての父親・母親に捧げる」(ちょっとウロ覚え)というキャプションが出る。カミさんはボロ泣き。まあ、ホールの大半の人がそうだったことだろう。音楽は久石譲。とても良かった。力のある作曲家だと、あらためて思った。

 モリアキ翁の昼食準備に間に合う時刻に帰宅できたけれど、すでに“たろ”が支度をしていてくれた。我が家は逆海洋天堂かも。

 午後はレッスン。レッスンらしからぬレッスンだったけれど、ヨソ様の子どもたちの成長はとても早く、なんとも頼もしい。

 

 夜は、いつもどおり作曲。今夜は強烈なインスピレーションがやってきて、懸案であった「初めてのピアノソナタ」の第2楽章をついに書き上げた。

 短い曲だけれど、決して短くないはずだ。第1楽章は3α_初めてのピアノソナタ、第3楽章は3β_華やかなロンド。

 第2楽章は対位法的な扱いをするとオーケストラ向きの主題かも知れない。

 アップロードしようとしたが、サーバがメンテナンス中らしく、叶わなかった。明日の朝いちばんで再挑戦するつもり(眠る前にも再挑戦してみるつもり)。