野村茎一作曲工房日記2

作曲家の野村茎一が日々の出来事を綴ります

10月19日(金)

272758

 

f:id:tomlin:20121019151942j:plain

 台風第21号(プラピルーン)が日本のはるか南を通過し、快晴の一日となった。

 今日はレッスン後、午後遅くなってからモリアキ翁93歳の補聴器の点検のために補聴器専門店に出向いた。店に置かれた各社の補聴器カタログを見ると、機器の進歩を感じさせるものばかりだった(実際はどうなのか確認できないけれど)。

 以前、テレビ番組で観た開発中の福祉機器の中には“超”高速車椅子(すでに電気自動車?)のようなものもあって、安全性に対する懸念も生じてしまったのだが、バリアフリー化への流れはどんどん進めてほしい。

 付け加えておくと、乗り込んで車輪をロックすれば車椅子がそのまま運転席となる電気自動車(オープンの3輪バイクタイプ)は素晴らしいと思った。

 これはバッテリー容量の制限はあるものの、ある程度遠距離でも移動の自由度が格段に高くなる。

 昨夜は、録りためた(たまってしまった)録画内容をチェックしているうちに寝るのが遅くなってしまったので、今夜は早じまい。と、思ったが今夜も「特報首都圏」の「チャイルド・プア〜急増 苦しむ子どもたち」を2回繰り返して観てしまった(ほかの番組も・・)。

 子どもは生まれる家を選べない。貧困の連鎖を断ち切ることができるのは教育の力だけだ。大学まで全ての学費を無料化するくらいの対策をしなければ、日本の未来は明るくならない。

 教育というのは “1” を教えたら “1” 分かる子どもを育てるのではない。ましてや “10” 分かる子どもを育てるのでもない。

 “1” を教えて “0.5” しか理解しなかったとしても良い。ただし、その “0.5” の中に、教えていないことが少しでも含まれていることが重要だ。

 「習っていないから分からない」では困る。自分自身の未来を切り開くには、自分で気づき解決する力が何より必要だろう。

 数学ならば、例題の解法を説明して、それに倣って問題を解かせるような方法ではなく、時間がかかっても解法を考えさせるような手法への進路変更をして欲しい(ただし、その前に加減乗除のような基礎はしっかりと教える)。

 

f:id:tomlin:20121019172158j:plain

ズームを最大にして、日没直前に地平線近くのわずかな夕焼けを撮影したもの。この画面のすぐ上には青空が広がっている。今日は本当に爽快な天気だった。